佐藤治雄

Last-modified: Wed, 07 Jun 2017 13:20:49 JST (17d)

佐藤治雄(さとう はるお)は、駿台予備学校英語科講師。2号館,3号館,8号館,池袋校,千葉校,津田沼校に出講。

経歴 Edit

  • 私立巣鴨高等学校卒業。
  • 早稲田大学第一文学部英文学科卒業。専攻はアメリカ文学。
  • 昭和44年巣鴨高校英語科教諭を経て翌年池袋の英進予備校の英語科講師に転職。
  • その後駿河台高等予備校へ移籍、現在に至る。

授業 Edit

  • オーソドックスな授業。多くの受験生の盲点となる事柄を的確に指摘・修正する手腕に定評あり。
    • 長年上位校向けの予備校である駿台で教鞭をとってきた経験から、受験生の躓きやすい箇所や独学では見落としがちな盲点を熟知しているため、このようなポイントは時間をかけてしっかり解説してくださるので、授業内容を丁寧に復習すれば相当力になる。嚼めば嚼むほど旨く、あとからジワジワ有り難みの分かってくる授業である。
    • オーソドックスな授業ゆえ、他では聞けない・師独自のオリジナルな手法・知識を伝達するような授業ではない。小林俊昭師のような(あまり聞かない)文法用語を多用する授業スタイルではないし、そういったタイプの授業はあまり好みでもないよう。(批判しているというわけではない)。
  • 読解の授業は、構文を学びながら精読をする駿台らしい保守本流の王道スタイルである。
    • 構文が複雑でも、まさにプロフェッショナルと言うような語りで、どう読めば良かったのかが理解でき、また、その文章で直訳から上手い意訳にどう持っていったかもわかる。配布する訳例の日本語はとてもきれいで学習の参考になる。
    • 文章の解説をする前に少し前置きを入れる。
    • 小説の解説では情景をイメージできるような解説をする。
  • 文法の授業でも、一文一文しっかり精読し、あつかわれている文法はもちろん、問題のテーマ以外の事項も事細かに指摘していく。
  • どの授業でも、発音・アクセント・語法など、担当教材にでてきたことについては、全て指摘してくれるので、復習時に学習がはかどる。
  • 文章に出てきた単語をまとめたプリントを配布する。
    • 派生語や対義語なども載せてくれているプリントで、復習時に役立つ。
  • 単熟語を単語帳で暗記させる事に否定的文章に出てきたものを覚えさせていくべきだと考えている。
    • 単語といえど出来れば一つ一つじっくりと解説してあげたいと思っているそうで、極力丸暗記にならないように、時に単語の語源など発展的考察を加える場合もある。
  • このように、テキストの要点を多角的に検討して行く授業であるため、必ず何かしら収穫のある授業である。テキストがやさしすぎると言う理由だけで授業を切ってしまうのは、非常にもったいない。
  • 板書量はほどほどであり、構文等で重要な 箇所や熟語・単語を体系的にまとめて板書する。
    • 黄・赤・緑の3色チョークを使うが、何故か緑が一番大事なトピックである。
  • 口頭解説も多く、そこにも大事な事が多い。メモ必須。
    • その際、英文の重要な箇所に「ケバいアンダーラインを引いて」と言う。
  • 年間を通じ、適切なタイミングで学習法もフォローしてくださる。
  • 駿台での長年の経験からか、50分授業の時間の使い方が大変上手。一切の無駄がなく、誰でもついて行けるゆったりとしたペースで授業が進む。
  • そのためやや単調で、眠気を感じる事があり、ウトウトする人もちらほらいる。
  • 睡眠防止・注意喚起のため、生徒を充てることもある。
    • 昔はあまり生徒を当てなかったようだが、最近では眠そうにしている生徒が「眠気覚ましだよ」と言われてよく当てられる。
    • 教室の生徒数が少ない場合は全員が2回ほど当てられることもある。
  • チャイムと同時に始まる校舎もあるので、2分前には着席しておいたほうがよい。
  • 通期や季節講習の初回の授業では最初に前置きをする。
    • その内容は教材のレベル設定や授業を受ける際の心構えなど常に決まっており、ベテランの風格を感じさせる。
    • その際、最初の毛髪ネタを聞くことになる
    • なお、講習になるとですます口調になる。
  • また、毎回の授業開始時も、まるでアナウンサーのような綺麗な日本語で前置きをしてから授業にはいる。
    • 「それでは前期・後期〜回目の授業を始めます。今日は〜ページからです。」
  • 「500円あげるからこの問題できた人手挙げて〜」と言って正答率を確認することも。
    • より正確には、生徒に手を挙げさせた後で「この問題ができた人は後で講師室に来たら、500円あげるよ…って言いたいくらい偉いんだからね。」と仰る。

担当講座 Edit

通期

直前Ⅰ期
直前Ⅱ期

出講無し

人物 Edit

  • 関東の英語科では最古参の一人
    • かつて英文法Sを編集していた飯田康夫師、かつて和文英訳Sを編集していた山口紹師らとともに、往年の駿台を支えた講師の一人である。英文法を受け持つこともあるが、特に英語構文の分野に定評がある。
      • なお、関東の英語科で一番講師歴が長いのは飯田師とのこと(飯田師が講習の講座紹介文で自分で明記している)。
    • ちなみに関西英語科では平野真理師と表三郎師が古希を超えている。
  • 知る人ぞ知る駿台英語科の重鎮である。
    • かつては駿台英語科を牽引するほどトップ講師であったそうだが、今は第一線から退いている。
    • その実力から、お茶の水校にて、特設単科として「Challenge!難解英語‐将来につながるホンモノの英語‐(旧:最上級の英文読解)」という講座も開講していた。しかし、講座自体は季節講習として残っている。
    • その実力は、伊藤和夫師が存命の頃、お茶の水校の駿台食堂で直々に模試の作成のお願いをされるほど。
  • 徐々に後進に授業を譲っていて、第一線を引きつつある。お茶の水校での知名度も高くはない。
    • 昔は一橋大英語の講師といえば佐藤治雄であったが、他の講師に譲っている。体力的にもきついので、若い講師に席を譲っていかないとと考えたようだ。
    • 高齢のため駿台から身を引くことも考えているとのこと。
    • ただし、2017年度春期講習では講座を持っていることから、まだもう少しは教壇に立ち続けるかもしれないー
    • 2015年度まで津田沼校千葉校の高3Sα英語は師のオリジナルテキストで授業を行っていたが、2016年度からは津田沼校千葉校の高3Sα英語の担当は増田悟師になり、その代わりに師は自宅から近い池袋校に出講されるようになった。
  • 2016年度までは大賀師と組んでお茶の水校で高3Sα英語を担当していたが、2017年度からは担当を外れるようだ。
  • 派手さはないが、人柄も紳士的。受講の機会に恵まれたら、安心してついて行けば良い。
  • 小林俊昭と同じくパンフの写真と髪の毛関係で異なっている。
    • 授業中にも自虐を含んだ毛髪ネタを言うが、それに笑っていいのかは意見の分かれるところ。
    • パンフの写真は昭和から変わっておらず、画質も他の講師のと比べると著しく劣っている。
      • ベテラン講師の中では、大島保彦師、田上師の写真が2017年度から新しくなったが、師の写真は相変わらずである。
  • オヤジギャグ好き。下記参照。
    • 重要なことを生徒に印象付けるために、「toはトゥー達点なんだからね」「forはフォウ向なんだからね」など、くだらないギャグを発する。実にくだらないのだが、師の口調と共に意外と記憶に残る。
    • 本人が言うには、「高級」なギャグが好きなようである。
      • 「私のギャグは吉本より高級なんだからね。いいかい?」
  • 高齢ではあるが、いまだお茶の水校の高2Sαに出講している。
  • ネイティヴスタッフに「過去完了形を正しく使える英語講師は駿台にいない」と言われて以降教え方を変えたとのこと。
  • タバコを吸っていたので肺を悪くしたために授業中激しく咳き込むことがある。
  • この間病院に行ったところ、担当医師が20年前に市谷校舎で教えていた生徒だったそうだ。
  • 携帯、インターネットはしない。師曰く「携帯なんざ帰り掛けに買うことだってできるさ、でも大切なものを見失うような気がしてね。」
  • (大学に入ってから)本を読むことを強く勧めている。
  • アガサ・クリスティーの本を全て(通勤の合間に)英語で読んだ。
  • 保守的な発言をする。(そんなに頻度は多くないが)
  • 学生時代、佐々木高政著『和文英訳の修業』を用いて英語を勉強したようである。
    • 「和文英訳の修業」は師と並ぶ同じく大ベテランの飯田康夫師も受験生時代に用いていた。また、東大の行方昭夫名誉教授も愛用し絶版となったことを著書で嘆いていたという、「プロが認める」本と言える。
  • 高そうな金色の腕時計をつけているのに「私は貧乏だからね」とか言う。

発言録 Edit

  • 「マジに予習をしてくださいね。」
  • 「かっこに入れるのは"かっこいいん(in)"だからね。」
  • 「whatをみたらわっとしてないでカッコに入れるんだよ」
  • 「私は不毛って言葉はあまり使いたくないんだよね。髪の毛のことを連想するから。」
  • 「授業中にした間違いは講師室に来て言ってくれればその場で現金500円をお支払いしま……………するとは言っていないからね?いいかい?」
  • 「英語のsoは日本語のそう!」
  • 「私はそろそろ駿台を辞めようかと思うんでね、クビじゃないからね?」
  • 「これは良い悪いの話じゃないからね?いいかい?」
  • 「このemployはuseの意味だよ、こうやって融通を利かせるの。」
  • 「勘(con)狂う(clu)じゃん!(sion)(→conclusion)」
  • 「このthatはざっと(that)見ただけじゃ正体わかんないんだよね、いいかい?」
  • 「commandの意味がわかんないと、試験場でこまんどー」

著作 Edit

  • 基礎徹底そこが知りたい英文読解―大学入試攻略 (駿台受験シリーズ)・共著
  • 英語必修例文600―読解と作文のための構文集(基礎~発展) (駿台受験シリーズ)
  • 英文読解口語文問題演習 (駿台受験シリーズ)・絶版