代々木ゼミナール

Last-modified: Sun, 08 Oct 2017 12:38:55 JST (46d)
  • 代々木ゼミナールは、全国展開する大手予備校のひとつ。その名の通り代々木に本部校を置いている。1957年に創設された。
    • 代々木駅徒歩5分の位置にある地上26階建ての高層ビルを本部としている。2008年に新たに建設された。
    • かつては代々木駅西口駅前に何棟ものビルが集中してたてられていてそこを本部にしていた。
  • かつてのいわゆる「三大予備校」のひとつ。
    • 1980年代以降から、特に規模の大きい駿台・河合塾・代ゼミを総称して三大予備校とよんでいた。
    • 「三大予備校」といわれていた当時は、「生徒の駿台、机の河合、講師の代ゼミ」ともいわれていた。
      • 「駿台は東大志望の学生御用達、河合塾は設備面で優れている、代ゼミは講師を他所から引き抜くなどして知名度の高い講師をそろえている」位のイメージで言われている言葉である。
    • 現在では、無理に三大をあげるなら、駿台・河合塾・東進になるだろう。
      • 「志望校が母校になる。」というキャッチフレーズの下、駿台、河合と合わせて3大予備校の一角を形成して来たが、近年は東進の方があきらかに目立ってはいる。
      • ただし、東進は現役生重視であり、浪人生が多く通う、いわゆる従来の予備校とはやはり違うだろう。
  • 生徒数の減少をうけて2014年校舎整理を行い、全国の校舎の7割が閉鎖されたことは記憶に新しい。
    • それにあわせて全国模試やセンターリサーチ、大学別模試の殆ども廃止した。
    • なぜ代ゼミだけがここまで凋落したのか原因はさだかではない。
      • 新聞や雑誌では少子化の影響だと書かれることが多かった。代ゼミ失墜のもっとも大きい要因が少子化であるのは間違いないだろう。が、同じ条件下でも駿台や河合塾、東進は問題なく経営を続けているので、何か他に要因があるのも間違いないだろう。ほとんどの記事は少子化を原因とした無難な記述に終始していたので、一部には不満の声も。
      • 少子化以外の要因としては、現役生を軽視し高卒生に重きをおきすぎたこと、世の中の理系進学志向・国公立志向に私文に強かった代ゼミが対応しきれなかったこと、講師のタレント化をあまりに追及した結果学生からかえって軽んじられたこと、などなど様々なことがいわれているが、どれも噂話の域を出ず、真相はわからない。
      • 予備校文化に興味のある奇怪な人物によって将来分析されることが期待される。
      • 実際に予備校文化を研究している大学院生がいる。元英語科講師の入不二師にインタビューを行なっていた。
    • 報道される過程で、当時あった代ゼミ仙台校の生徒在籍数がさりげなく公表されていたのだが、その大きな箱にみあわない在籍数のあまりのすくなさ・凋落ぶりにショックを受けた業界関係者は多かったらしい。
    • 当時代ゼミがもっていた校舎は、貸し会議室やホテルへの転用、各種教育機関への売却にまわされることが多かった。
      • 駿台にも一部校舎(浜松校と津田沼校)を売却している。
      • また、駿台池袋校生にとっては、駅からの通学路にあった代ゼミ池袋校が外見そのままに東京福祉大学に変態したのでインパクトが大きかったそうだ。
      • 予め会議室やホテルに改装できるように設計されていたため校舎を閉鎖しても転用が容易であり、経営を維持できているとも言われている。(ホテルの代ゼミ)
    • 校舎閉鎖にあわせて少なくない講師は移籍を余儀なくされたようだが、英語の富田氏、数学の荻野氏、物理の為近氏,公民の畠山氏・蔭山氏らをはじめとする「講師の代ゼミ」と呼ばれていた頃から人気だった講師の多くはいまだ在籍している。
      • 彼らが退職する時が、本当の意味での代ゼミの終焉になるのかもしれない。彼らの授業の様子は参考書などでもうかがい知ることができ、クオリティが高いものも多い。
      • この時期に代ゼミから駿台に移籍した講師も何人かいて、結果的に駿台の講師陣をさらに厚くすることとなった。
    • 少子化や制度改革の影響で予備校経営の厳しさが増していくことがまことしやかにささやかれ続けており、代ゼミだけでなく他予備校が苦境に陥るのも時間の問題かもしれない・もって他山の石としなければという意識の業界関係者は当時から多かった
  • 現在では、生徒数では駿台・河合塾・東進から大きく水をあけられている。
    • 看板講師といってもいい講師の講座に生徒数が数人だったり、公民の授業に生徒数が一人だったりすることもあるようで、率直に言って風前の灯火といってもいい状態になっている。かつてを知るものとしてはなかなか痛ましい。
    • 経営状態自体はそれほどひどいわけではないらしいのだが、古い考え方ではあるものの、やはり多数の生徒を前にして授業してこその大手予備校・人気講師だろう、という感想はぬぐい切れない。
    • ただし、その分、講師と学生の距離が近く、「親身の指導」(代ゼミの各教室にはってあるキャッチコピー)をうけやすい環境になっている、とはいえるだろう。
  • 資金は潤沢であったようで、他予備校に先駆けて様々なシステムを導入した。
    • 1990年代前半に、サテラインゼミを他予備校に先駆けて導入し、講座数、受講生とも、駿台、河合塾を大きく引き離し大成功を収めた。
      • 地方校の生徒には首都圏の人気講師の授業を地元で受講できるとあって、大好評であり、地元講師の講座よりもサテラインゼミの方が活況であったほど。
      • 開設当初は教室の授業を通信衛星経由でリアルタイムで各校舎の専用教室に中継する形式をとっていた。中継に使用される代々木本校の教室の一つは350人収容の代ゼミ最大規模の教室であった。
      • 各校舎には全校舎のサテラインゼミ(単科、講習会)の締め切り状況が掲示され、西谷氏や吉野氏など超人気講師は全校舎で教室増設→締め切りとなり、代々木地区では原宿、千駄ヶ谷、代々木本校に受信教室が設置されるなど、ほとんどお祭り騒ぎであった。
      • 当初1チャンネルで運用開始したが、最終的には4チャンネルにまで増強し、4授業を同時中継可能とした。必修科目全授業をサテラインゼミで受講するコースも開設され、こちらも好評であった。
  • 往時は講師の引き抜きなどをさかんにおこなっていた。
    • 昭和の時代にAMラジオ放送で長く放送されていた「大学受験ラジオ講座」で名が知られていた講師に代ゼミに出講してもらったり、他予備校の人気講師を引き抜いて出講してもらったりということをよくしていた。
    • ちなみに、「大学受験ラジオ講座」とは大学受験対策に主に文化放送などで放送されていた番組で、今では話題になることも少ないが当時はこれにでていることは受験業界ではステータスとされていた。駿台からも秋山仁師、長岡亮介師、伊藤和夫師らが出講していた。
  • 今では東進が引き抜きを盛んにおこなっており、代ゼミからも看板講師の何人かが引き抜かれていった
    • 引き抜かれたのは今井宏、西きょうじ、吉野敬介各氏など。東進の宣伝などをみると、なかなか隔世の感がある。
    • 「東進から移籍の話がきたけどだれがいくか笑」と雑談にしてた講師が昔はいたが、諸行無常としかいいようがない。
  • 代ゼミが調子のよかった時代は、バブル期を含み、大学進学者数が多かった時代で、代ゼミは私文志望の学生に特に強かったといわれている。
    • (あらゆる意味で偏見以外の何物でもないが)遊んでばかりの私文志望みたいなのが多い(昔のことばでいえばDQNな奴が多い)というイメージで語られることが多かった。
    • たとえば、「代ゼミとは、駿台と犬猿の仲であるキョロ充生産機のこと」といった言われ方をする。
    • 現在の駿台にひきつけていえば、フロホ民が大量にいる的なイメージだろう。
  • 上記の点を踏まえて、よく駿台の講師陣がネタに使う.
  • A本師「代ゼミは人間以下。」「問題を根拠もなく解いている奴は代ゼミに行け。」「今年のセンターで満点取れなかったなら人間じゃない!30切ったなら代ゼミ!」「駿台の生徒でさえ解けない、まして代ゼミの生徒に解けるわけない。」「『合格してしがな』は実現不可能な願望やから代ゼミやな。」
  • M下師「だから予備校の合格実績の真相ってよくわかったもんじゃないんだよな。代ゼミは…あそこは生徒いなかったな…」
  • S田師「勘で問題解くなんて、代ゼミじゃねえんだから!」「『選択肢の長いものが正解。』って代ゼミか!お前は!」
  • S井師「代ゼミゴ○ぜよ(回文)」「Made in 代ゼミ」
  • 古くからスカラシップ制度を乱発する手法をとっていた。
    • 現在でも、上位校の浪人生の中には授業料が最初から半額程度になる者もおり、とにかく生徒を確保したいという意思が見えるという声も。
    • この手法も現在では東進がさかんに用いている。
    • 家計にやさしい、金銭的にめぐまれない人へのフォローが手厚いということにもなるのかもしれない。好意的に触れる講師も。
  • 大検対策講座や帰国子女を対象とする講座、大学入試対策のフランス語・ドイツ語講座などを、他に先駆けて開講していた。
    • 駿台や河合塾とくらべても、間口が広いというか、多角的な学校運営をしていた。
  • 最近では、駿台、ベネッセコーポレーションとともに文部科学省が提唱する「英語4技能」の育成を共同で推進していくことを発表したことで話題になった。ベネッセコーポレーションが運営する英語検定試験「GTEC CBT」を活用したサービス提供を開始するとのこと。