中村雅彦

Last-modified: Fri, 23 Jun 2017 11:49:47 JST (7h)

中村雅彦(なかむら まさひこ)は、駿台予備学校化学科講師。 2号館,3号館,市谷校舎,横浜校,町田校に出講。

経歴 Edit

  • 三重県出身。
  • 名古屋大学理学部化学科卒。
  • 同大学大学院理学研究科化学専攻修士課程修了。
  • 代々木ゼミナールなどの講師をへて現職へ。

授業 Edit

  • 授業では、時に高校範囲をやや逸脱した説明も入るが、基本的には基礎に力点をおいていて、特にその理解不足を指摘し、基本を活用する力を養うことを目標にしている。
    • 受験生が本来きちんと学習しているはずの範囲の中で、受験生の理解が足りていない、ないしは実践の場で十分に実力を生かせていない項目を指摘し、重点的に講義する。
    • しばしば模試(多くは師が作問を担当している東大実戦)における作問の経験、答案に対する見解などについて述べ、実戦的な授業を展開する。
  • 質の高い講義だが、その温厚でおちついた口調ゆえ講義はどうしてもやや眠くなると評判。
    • 演習テストの解説ではやや眠さが軽減されるか。
  • 一方、有機は眠くないと評判。元来、眠くさえなければ実力がある講師なので、特に夏の化学特講Ⅲなどは評判がいい。2.4.6-トリブロモフェノールに関して熱弁していたほどである。
    • ちなみに師は有機分野を野依良治に師事したらしく、教え方も野依氏のそれに似てしまう、と授業内で言っていた。真意は不明なので誰か名大に行った人は確かめると良いかも。
  • 有機のイメージが強いが、実際には理論の問題もかなり明快に、時に生徒があまり思いつかないような解き方もする(言われてみれば非常に明快ではあるが、時としてあまりにアクロバティックでついていけなくなる者も)。ヘンリーの法則がいい例だろうか(気になる人は師の特講Ⅰを受けるとよいだろう)。特に結晶格子や熱化学、及び単純な物質量計算の分野にめっぽう強い。
  • 通期では化学Spart1の担当が多いが師の真骨頂はpart2や演習授業の解説で発揮されることが多い気がする。
  • 「本来不適当な内容だが何故か受験ではこう教えている」という点についての指摘・及び批判が特に有機の範囲で多い。
    • 実際、そのツッコミは大学間でも批判のある内容が殆ど。
    • ただしそれを真に受けすぎると、大学によっては(特に一部私大)問うている題意に所謂受験問題としての暗黙の了解的な意味が含まれており、それを逸脱すると×とされるかもしれないので、教養程度に聞くのが無難と思われる。師もそれは承知していることを公言しており、板書まではせず「参考程度でいい」と仰る。
  • かつては高校化学の範囲を越えないように配慮していたが、最近では高校課程にない内容でも体系的に理解するために必要な考え方を教えている。
    • 酸塩基反応では共役酸・共役塩基の考え方で全て理解できるようにしたり、有機では電子を用いて説明したりする。これらは無駄に暗記量が増える類の知識ではなく、通常別々のものとして教えられていることを統一的に理解するのに役立つものであるためと考えられる。
    • 「問題を解くにあたっては高校範囲を逸脱する内容は基本的に問題文の説明があり、その説明に則っていれば簡単に解けるような内容になっている」「難しい参考書などを読んで高校範囲を越えた知識を中途半端につけても、出題側はそれをさらに越えることを出題するため、大きなメリットにはならない」「特に難関大では”教科書程度の基本的知識を活用する力”が求められている」という師の経験に基づく信念があるため、大学入試で問われる範囲、という意味での高校化学の範囲を越えることはない。
    • かつて高校課程内だけで教えていたのは、講師になったばかりの頃に課程外の考え方を用いて教えたところ、生徒に理解されなかったためである。「学校で習ったことと違う、とか言われて、正直言うと講習のアンケートとか散々だったのね。」とのこと。今ではベテランになったのであまり気にせずに教えられるようになったようである。
  • 授業の初めに「板書は自分の体の高さの位置となる」ことを予告する。
    • 師によると、持病(頸椎のヘルニア)で上を向くことができないとのこと。
    • また、首筋を冷やさぬよう(冷やすと気絶しそうになるらしい)夏期講習でもマフラーを巻いていることがある。師曰く、決してお洒落ではない、だそうだ。夏は教室前方の冷房も弱める。
  • 板書もするが、口頭での説明も時々入るので、適宜メモをとることを勧める。
    • 特に、高校範囲を逸脱した(入試で問われることのない内容の)説明は口頭でなされる場合が多い。
  • 筆圧が濃いため授業中幾度となくチョークが折れ、授業終盤には床にいくつもの(比較的長い)チョークが転がっている。
  • 既習の事項について生徒の反応が悪いと「え、あ、いいですか?」「だ、大丈夫かなぁ?」などと言ってその事項に関して再解説をしてくださる。その仄かな吃音は癖になる。
  • 大学によっては出回りにくい後期試験の過去問だが、これを演習問題として何週間かにわたって数年分配ってくださる場合がある。
    • その他、適宜さまざまな演習問題を「宿題」と称して配布し、授業の初めに解説を行うことがある。生徒からしても易しいものから、(師曰く易しいが)生徒からすれば難しいものまで幅広い。
  • 雑談の終わりは必ず「それはそれとして」と言って、本線に戻る。
  • ある授業で「後は計算をシコシコやってもらって~」と発言したところ、学生たちがざわめいたが、
    何故なのかわからず戸惑っていた。以降、「計算をシコシコやる」ではなく「計算をシャカシャカやる」と言うようになった。
  • 全員に問いかけるように話をしたあと、文字では表現しにくいのだが、「おぅん?」とも「おぉん?」とも聞こえるような声をよく出すので、煽られているように感じられるかもしれない。

担当授業 Edit

通期

人物 Edit

  • 関東化学科の重鎮。
    • 高卒クラスではスーパー東大理系スーパー東大理系演習コースや東工大コース・京大コース、現役では高3スーパーα化学を担当する。
    • 東大演習コースの化学科主任講師であり、演習コースで実施される本番実戦テストや演習テストなども、基本的に師の作成であり、難易度が高い。
    • 最近若手人気講師の台頭で影が薄くなりがちだが、長年関東駿台化学科を支えてきたベテラン。その実力は確かである。
    • 現化学科の中心講師の一人として、駿台化学科講師の採用担当もしているらしい。吉田師や黒澤師のような若手実力派講師陣がいることから人を見る目はあるように思える。
    • 東大の解答速報の責任者もしているとか。
  • 東京大学と東京工業大学の化学の青本の執筆を担当していて、東大と東工大の入試化学の研究にそれぞれ携わっている。かつては東北大も担当していた。
  • 全国模試(ハイレベル)、東工大入試実戦模試東大入試実戦模試等の作問にも携わる。東大実戦では責任者も務めているらしい。
    • 師の作った問題は難しいと評判(但しきちんと現象を理解できていさえすれば、さほど難しくはない)。
    • 非常に仕事が早い。森下師が第一回東大実戦の物理を作り始めるころには第一回の原稿を提出し、第二回東大実戦の構想を練り始めているほどである。
    • 東大実戦では、有機に関して野依氏が発見したことに関する出題をしたことがある。実際にその問題が演習問題として配られたクラスもある。師曰く当時の得点率はきわめて低かったらしく、完答者はいなかった模様。配られた場合に初見で解ければ自信にしていいだろう。
  • 東大関連の問題を作る際、一度解いたことがある人に配慮して東大の過去問と東大実戦の過去問は使わないそう。
    • 代わりに他大学の問題を東大風にアレンジしたり、一から問題を作っておられるとのこと。
  • 東海・関西出身であるが標準語。よく注意して聞いていると「~だで、」などわずかに方言が出ることがある。
  • 温厚な性格である。
  • 質問にも丁寧に答えてくれる
    • 特に授業後が昼休みだったりすると教室に残って一人一人の質問に丁寧に答える。時には昼休みギリギリまで残っていることもあり、次の授業が大丈夫なのか逆に心配になる程である。
  • 学生、院生時代は化学の中でも原子核に関する研究をしていた。
    • 学生時代の専攻に関係しているのか原子力発電に反対している。授業で触れるようなことはないが駿台教育フォーラム等では明確にその考えを示しており、自宅周辺での住民運動等にも参加しているらしい。
  • 左利き(個人的な質問で、受講者のノートに書き込みをする時は右手を使うこともある)。
  • 物理学者のシュレディンガーに似ている
  • 高校生時代は生物の授業が嫌いかつ苦手だったそうだ。